老犬介護士になるには?資格や給料、求人について

老犬介護士になるには?資格や給料、求人について

 

業務内容

老犬介護士の仕事は、高齢化するペットの世界で大変注目を集めています。ペットの介護はまだまだ未開の分野です。十分な施設や用品も揃っていません。そのため、プロのアドバイスと手伝いが何より必要とされています。

 

また、飼い主が日中仕事で不在になることも多く、数時間起きに投薬やトイレの世話、寝返りなどが必要なペットの世話を専門家に依頼せざる得ない状況もあります。

 

このようなニーズに応え、老犬のケアを中心としてサービスを提供する仕事です。仕事は主に出張型で、飼い主宅へ訪問をしたり、日中飼い主が不在中に預かりケアをするなどの方法で行います。

 

主な求人先

老犬介護士の仕事は、老犬ホームやペットホテル、動物病院などで活躍出来ます。

 

特に老犬ホームでは、持病や慢性的な不調を抱えるペットのケアに専門的な知識が必要とされます。老犬は散歩やシャンプー、食事の世話が元気な成犬とは異なり、丁寧なケアを求められます。

 

 

老犬介護士になるには?必要な資格などについて

 

老犬介護士の資格取得は、専門学校への進学、通信講座受講という方法があります。老犬介護士の資格は、数あるペット関連資格の中でも比較的新しい資格です。

 

そのため、通信講座の数もさほど多くはありません。通信講座で資格取得を目指す場合は、それぞれの講座の資料を取り寄せ、カリキュラム内容、費用、期間をしっかりと見比べ、どの講座が適しているかを検討しましょう。

 

また、通信講座の中には提携施設を持つ講座もあります。この場合、資格取得後の就職斡旋や施設研修の機会を得ることができる可能性があります。

 

専門学校の場合、看護学科等と併設され、授業の一環とされている場合が多く、費用も200万円〜300万円程かかります。関連する分野を幅広く学び、実技講習を受講できることが最大のメリットと言えるでしょう。

 

老犬に特化した施設はまだ少ないのが現状ですが、専門学校の場合、就職先の斡旋を受けることもできるでしょう。

 

 

 

老犬介護士の給料や年収

 

老犬介護士の資格を取得した場合、老犬ホームや老犬専門のペットシッターとしての就職を目指すことができます。老犬ホームの場合、平均月収は15〜20万円程ですが、まだ小規模な施設が多く、アルバイト、時給換算での給与体系となる事も多々あります。

 

また、個人で老犬ホームを開業する事も可能ですが、その場合、入居契約時に飼い主から受け取る費用からその後の飼育経費を差し引いた額が収入となるので、きちんとした金銭管理が必要です。

 

老犬専門のペットシッターの場合、飼い主が日中仕事に出ている、通院代行など頻度の高い訪問契約となる場合が多いので、比較的収入の目途が立ちやすいと言えます。しかしペットシッターの場合、継続的に顧客の獲得が必須のため、積極的な営業活動が必要となるでしょう。

 

また、近隣のトリミングショップ、ペットホテル、動物病院と提携し、訪問が必要な業務の請負というう形での顧客獲得を考えるというのも一つの方法です。

 

 

老犬介護士の資格は、こんな人におすすめ

 

老犬介護士の仕事は、高齢になり何らかの不自由を抱えているペットとその家族のケアが役目です。夫婦共働きや近隣との騒音問題を理由に高齢になったペットを手放さなければならない家族もいるほどに老犬の介護には手間暇がかかります。

 

特に大型犬の場合、寝たきりの状態になってしまうと、飼い主だけでは寝返りをさせることも難しい上に、通院ともなれば車への乗り降りも手が必要になります。

 

このような日々の世話のお手伝い、代行をする仕事がこの老犬介護士という仕事です。この資格、仕事に向いている人は、飼い主の気持ちを理解出来ることが大きな資質です。

 

愛犬が高齢になるまで共に生活をしてきた飼い主には、犬に関する十分な知識が備わっています。そのため、無用な知識の披露や指導をするのではなく、飼い主の要望に応じて適切な「お手伝い」に徹することが出来る人がこの分野の適任者と言えるでしょう。

 

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