ガイドヘルパーの資格取得講習や時給、求人は?

ガイドヘルパーの資格取得講習や時給、求人は?

ガイドヘルパーについて、
仕事内容や時給、求人、資格取得の講習や費用をまとめました。

 

 

 

ガイドヘルパーの仕事内容は?

 

ガイドヘルパーの正式名称は、移動介護従事者、と言います。
「移動介護」とついている通り、介護が必要な人の外出・移動を援助する仕事です。
そのため、移動支援とも呼ばれます。

 

 

ガイドヘルパーには3つの種類があります。

 

全身障がい者移動介護従事者

全身性の障がいを持つ、身体的に重度の障がいがある方の外出をサポートを行います。
買い物や娯楽のパートナー、食事や排泄の介護です。

 

視覚障がい者同行援護従事者

視覚的に障がいのある方の外出をサポートを行います。
特に階段やエレベーターや駅など、危険な場所での援助があります。

 

知的、精神障がい者行動援護従事者

利用者の意志を尊重しながら、外出時の行動を全面的にサポートをします。
利用者が、不測の事態で混乱したり、
不安定な精神状態になったりという状況を避けることが必要です。
食事や排泄の介護などを行います。

 

 

ガイドヘルパーの就業先はどの障がい者の従事者となるかで変わります。
代表的な場所は以下です。

 

老人ホーム、障がい者グループホーム、在宅サービス介護事業所、
ヘルパー派遣会社、障がい者・高齢者の介護施設などです。

 

 

ガイドヘルパーの資格取得の講習や費用は?

 

ガイドヘルパーの資格は、研修を修了することによって取得できます。
比較的新しい資格であることからも、
各都道府県によって受講資格が異なることも特徴です。

 

しかし、基本的に「この資格(経験)を持っていなければ研修を受講できない」
という制限は設けられていない場合がほとんどです。

 

研修の種類と時間

全身障がい者ガイドヘルパー養成研修…16時間
同行援護従事者養成研修(視覚障がい者)…20時間
行動援護従事者養成研修(知的・精神障がい者)…19時間
※時間はあくまでも最低限の研修時間です。

 

 

知的・精神障がい者のガイドヘルパーに関しては、
介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)の資格があれば、従事することができます。

 

研修を受ける必要がありますので、「完全独学で」というわけにはいきません。
スクールを利用する方が多いですが、
詳細はスクールや役所などに直接確認することをおすすめします。

 

 

ガイドヘルパーの資格を取得するメリットや年収

 

これら3つの資格を取得することは、
障がい者・高齢者の生活を自分の身近にあるものとして実感できることにつながります。

 

取得により、就職に有利に働く、給料のアップが期待できるなどの
リターンはそれほど大きくないでしょう。

 

しかし、外出サポートが主な業務であるという特徴からも、
介護業界では初心者・ベテランを問わず必要とされている資格でもあります。

 

ガイドヘルパーとしての平均年収は、180万円〜240万円程度です。
業務の特性上、パートやアルバイトとして働く方も多く、
時給としては1,500円〜2,000円が相場となります。

 

資格取得により、待遇面で優遇されることは少ないですが、
無資格・未経験者にとっては仕事の幅が広がるメリットがあるでしょう。

 

 

ガイドヘルパーは、こんな人におすすめ

ガイドヘルパーは、介護の資格として分類されていますが、
心理学や教育分野の方にも関連がある資格です。

 

ガイドヘルパーの取得は、どのような人におすすめなのでしょうか。

 

  • 将来、親の介護ができるか心配
  • 現在、介護が必要な親族がいる
  • 介護、障がいについて勉強したい
  • 介護、障がいの仕事に就きたい
  • 無資格で働いているが、スキルアップしたい
  • 仕事の幅を広げたい

 

ガイドヘルパー研修受講のためのハードルは、決して高い壁ではありません。
また、高齢化により介護の需要が高まっているという近年の日本の現状もあります。

 

将来性という視点から見ても、老若男女問わず、
また、仕事の業種・職種問わず、幅広い方におすすめの資格です。

 

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