調理師になるには?免許取得方法や資格、給料、年収について
調理師は自分が培った技術とセンスで食べる人を幸せにするクリエイターです。料理の技術はもちろん、「調理のスペシャリスト」として衛生面や法律面の実戦的な知識もカバーする専門性の高い資格です。
法律上必須ではないにもかかわらず採用の条件にしている飲食店や企業があったり、独立開業の際には関係先からの信用が得やすくなるなど、まさにプロフェッショナルの証となる資格です。多様な働き方が可能になるのも魅力の一つです。
主催団体 | 厚生労働省(実施団体 各都道府県の衛生主管課) |
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受験資格 | 中学卒業と同等以上の学力を有し、2年以上調理業務に従事した者 |
取得期間の目安 | 1年 |
特徴・ポイント
- おいしく健康にいい料理で人を幸せにするプロフェッショナル!
- 「調理師」免許があれば、調理のプロである証明になる!
- 調理に関する国家資格!指定の施設で学べば無試験で取得も可能!
調理師ってどんな資格?
調理技術だけでなく、食品の栄養、衛生、適切な調理法といった幅広い食に関する知識を活かし、安全でおいしい料理を提供する調理のプロが調理師です。衛生や調理法などの新しい知識を身につけた人材は、就職や転職の際に有利になります。
資格取得のための勉強の方法は?
飲食店などで、2年以上の調理実務経験を積んだ上で、国家試験に合格するのがひとつの方法です。無試験で修得する場合は、厚生労働大臣指定の調理師養成施設で、1年以上調理師として必要な知識および技術を習得することによる方法があります。
調理師の稼ぎやすさは?
飲食店、ホテル、給食センター、病院、学校など、料理が作られるあらゆる所に活躍の場があります。また食品関係の企業の開発部門への就職にも役立ちます。実力次第で一流レストランのトップに立ったり、飲食店のオーナーになる人もいます。
調理師として働いている人の口コミ
和食を中心に食の世界を世界に発信したいという夢ができました!
会社員として長年働いていましたが、定年を前に退職し、調理師養成学校に通う生活をスタートしました。東日本大震災が起きたとき、好きな料理だったら自分の役に立てるかもと思い、ボランティアとして活動していましたが、ボランティアでは限界があり、「調理師になりプロとしてであれば、学校や自治体の調理場を借りて活動できるのでは?」と思ったのがきっかけです。
授業は6割が座学、4割が調理実習で私にはバランスがとてもよかったです。栄養学、調理理論、食品・食品衛生学などをしっかり学んだことで今まで断片的に持っていた知識がつながった感じがしました。また、食材の選択、調理、環境汚染まで含めた片づけなど、調理師としての自覚と責任を教えてもらうことができたのもよかったです。
今後は、これまでの経験とスキルを活かし英語による外国人向けの料理教室を開くための準備を進めています。「今までは食べるだけでしたが、今はシェフやサービスの人と気楽に話ができるようになり、食事の楽しみ方が変わりました。イベントの依頼など仕事を通じて多くの人とつながりもできました。年齢や家族の状況に応じた働き方ができるのもこの資格の魅力だと思います。
調理師について学べるスクール
服部栄養専門学校
卒業と同時に調理師免許取得!調理師科
【期間】4月、10月入学 夜間全日制 1.5年 3.5時間/回
【日時】週5日(月〜金)18:30〜22:00 初・夏・冬休み有
【費用】入学金:20万円、受講料・授業料:58万5000円(分割有)、その他:60万円(施設費、実験実習費等)
※制服/教科書/白衣/包丁セット等別途
コース内容
社会人が働きながら、またWスクールで学びやすい夜間開講のコースで、カリキュラムは昼間部と同内容です。日本料理、西洋料理、中国料理、製菓・製パンの技術を幅広く身につけられます。さらに、マネージメント論や外食産業論など、仕事に役立つ知識も習得できます。卒業時に調理師免許を取得でき、仕事はもちろん、一生役立つスキルとしても有用です。
ポイント
日本・西洋・中国料理、製菓・製パンの全てのジャンルで、料理の基礎から最新技術までを習得します。仕事との両立やWスクールでも学びやすい夜間1年半のコースで300品目以上をマスターし、卒業時には無試験で調理師免許を取得できます
調理師学科では、無試験で職の国家資格である調理師免許を取得できます。さらに、超理学会協会の技術検定証/上級、NPO日本食育インストラクター3級(要申請)の取得も可能です。
豊富な実習を行って、調理技術を身につけると共に、ワインサービスや総合調理学、マネージメント論、外食産業論、調理理論、食品衛生学、食品学、栄養学のほか、調理関連の幅広い知識も習得できます。