旅行業務取扱管理者の難易度は？就職や求人、給料について
近年では、ますます注目されている旅行業界。そんな旅行業界において役立つ資格の中で、唯一国家資格であるのが、この旅行業務取扱管理者です。
旅行業や旅行業者代理業を行う際には、国土交通省に申請を出す必要があろ、その際には必ず営業所に旅行業務取扱管理者の資格を有している者を配置する必要があります。
10人以上の社員がいる営業所の場合は、複数の旅行業務取扱管理者の資格を所持している社員が必要であるので、旅行業に携わる方々にとっては、キャリアアップを目指すうえでも欠かせない資格です。
主な就職先は、旅行会社や旅行企画会社、航空会社などの旅行業界があげられます。
特に旅行会社などでは、お客様が求められている 旅行日程を提案し、お客様が安心して充実することができる旅行を提供するなどといった、やりがいあふれる仕事に取り組みます。
旅行業務取扱管理者の難易度、独学でも取得できる？
旅行業務取扱管理者は、国内旅行業務管理者と総合旅行業務取扱管理者があります。
国内旅行業務管理者は、主に国内旅行の業務のみを扱うことができる資格です。一方で総合旅行業務取扱管理者は、国内のみならず海外旅行の業務も扱うことができるため、より仕事の幅を広げることができます。
どちらの資格も、多肢選択式の試験を受け、試験に合格しなければ資格を取得することができません。
受験資格は特にないので、だれもがチャレンジでき、資格取得のチャンスがあります。
受験費用は、国内旅行業務取扱管理者は5800円、総合旅行業務取扱管理者は6500円です。
合格率は、国内旅行業務管理者では30％前後となっており、総合旅行業務取扱管理者では20％前後となっています。
このように、難易度的も高い資格なため、しっかりと勉強をする必要があります。
勉強方法としては、旅行関係の専門学校で資格取得を目指す方法や、通信教育を利用して勉強をする方法があります。
独学で受験を目指すなら、通信講座などで専門の教材を利用して勉強するのがおすすめです。勉強期間は、難易度が高い資格であるということからも半年は考えておくべきでしょう。
旅行業務取扱管理者の就職先や給料
旅行業務取扱管理者は、資格を得たからといってそれだけでリターンを期待することができるというものではありません。
それぞれ携わっている旅行業により違いがあるのですが、中には「資格手当」という名目で年収アップを得ることができる会社もあります。
特に、国内の旅行業務のみならず海外の旅行業務を取り扱う旅行業で就職をしている方の場合は、国内旅行業務管理者ではなく総合旅行業務取扱管理者の方が、活躍の幅が広がるため結果的に年収を上げることにつながりやすいです。
経験年数や年齢にプラスして、資格取得でキャリアアップを目指せることができるので、将来的には年収アップを期待をすることができます。
平均年収は、携わる旅行業によりかなり差がありますが、20代ですと200万円台、30代ですと300万円〜500万円が相場です。
旅行業務取扱管理者は、こんな人におすすめ
旅行業務取扱管理者という資格はとにかく旅行業に携わっている人におすすめできる資格です。
国内旅行業務管理者ももちろん魅力的ですが、海外旅行の業務にも携わっているのであれば、総合旅行業務取扱管理者を取得することで、よりキャリアアップを目指すことができます。
旅行業界において国家資格は、旅行業務取扱管理者のみなので、このあたりからも必要性が感じられるのではないでしょうか。
旅行業に携わっている人のみならず、旅行が好きという人はよりご自身の旅行に対する知識を広ゲることができる資格であるともいえるので、このような人にもおすすめな資格です。
決して手軽に取得することができる資格ではなく、難易度が高い資格ではありますが、その分しっかりと資格を取得することで得るものは多い資格であるといえます。