ケアマネージャーの資格取得費用や仕事内容、年収は?

ケアマネージャー(介護支援専門員)の受験資格や難易度、仕事内容、年収は?

ケアマネージャー(介護支援専門員)について、
仕事内容や年収、就職先、資格取得の勉強法や費用をまとめました。

 

 

ケアマネージャー(介護支援専門員)の仕事内容は?

 

介護支援専門員はケアマネージャーとも呼ばれます。
平成9年の介護保険制度始まりとともに誕生した資格です。
介護を要する高齢者の生活を、主に介護保険サービスを通して支える仕事になります。

 

利用者もしくはその家族から、介護の相談を受けることから業務は始まります。
利用者の心身の状態の確認、詳しいヒアリングのもと、
介護保険サービスが利用できるか(つまり、要介護認定がされるか)を検討していきます。

 

要介護認定の申請は、各市町村に対しておこないますが、
その作業は少し煩雑なことから、ケアマネージャーに代行されることが多いのが現状です。

 

要介護認定が下りた後は、ケアプランの作成、給付の管理、
病院や関連施設との情報交換などを行いながら、よりよい生活の実現を目指します。

 

主な就業先は、

  • 介護老人保健施設
  • 特別養護老人ホーム
  • 介護療養型医療施設
  • 地域包括支援センター

などとなります。

 

「居宅」という就業形態もあり、ケアマネージャーとして、
各地域にある居宅介護事業所に属します。
自宅で介護が必要な高齢者に対してケアマネジメントを行います。

 

 

ケアマネージャー(介護支援専門員)の受験資格や難易度は?

 

ケアマネージャーは国家資格ではなく、都道府県が認める資格です。(=公的資格)
特徴は、受験までの条件が複数あることです。

 

保健・福祉・医療関係の国家資格所持者もしくは相談・介護業務の実務経験者と
資格も経験もない人では、受験までの道のりが異なります。

 

 

国家資格所持者、相談・介護業務経験者の場合

 

5年以上、900日以上の実務経験
→介護支援専門員実務研修受講試験を受験
→合格後、計32時間以上の介護支援専門員実務研修
→終了後、各都道府県に登録を申請
→「介護支援専門員証」交付後、ケアマネージャー

 

 

国家資格や介護系資格、実務経験がない場合

 

高齢者施設で10年以上、1800日以上の実務経験
→以下、所持者、経験者と同じ

 

 

試験合格のための勉強方法は、自ら参考書を買って独学で勉強したり、
通信講座・通学講座を利用したりという方法があります。
講座の費用もコースや会社によって異なりますが、3万円〜10万円程度が相場でしょう。

 

 

ケアマネージャー(介護支援専門員)を取得のメリット、給料や年収

 

介護の世界では、ケアマネージャーは介護福祉士よりも上の資格として
位置づけられています。
そのため、介護福祉士として働いている人にとっては、
次のステップとして目指すべき資格と言えるでしょう。

 

保健・福祉・医療関係の国家資格を持っており、
すでにこうした機関で働いている人にとってもメリットがあります。

 

ケアマネージャーは、介護保険制度に特化した仕事ですので、
これまでの自分のスキルや資格を活かしながら業務の幅を広げることができます。
つまり、就職や転職にも有利に働く資格です。

 

ケアマネージャーの年収は300万円〜400万円程度です。
就業先によって大きく差がないことも、メリットの1つかもしれません。

 

 

ケアマネージャー(介護支援専門員)は、こんな人におすすめ

 

ケアマネージャーは、介護福祉士のように利用者に対して、直接介助は行いません。
もちろん、相談をしたり深くかかわったりという業務はありますが、
身体的なサポートは原則、行いません。

 

この特徴も交えて、どのような人におすすめなのでしょうか。

 

  • 経済、精神面で高齢者を支える仕事がしたい
  • 介護福祉士の資格を持っておりスキルアップがしたい
  • 保健、福祉、医療関係の国家資格を持っており就職、転職を考えている
  • ケアプランのような計画を立てることが得意、好きである

 

役所や病院、関連施設と連携して業務を進めていかなければならないので、
事務的な能力やコミュニケーション能力に自信がある方には、
特に向いている仕事かもしれません。

 

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