ネイリストになるための資格や検定は？
ネイリストになるための必須となる国家試験などはありませんが、基本となるのは民間資格であるネイリスト技能検定試験です。
ネイリスト技能検定試験はおよそ20年の実績があり、20万人以上の受講者が今まで受けてきている歴史ある資格です。
この試験は1〜3級に分かれています。2級の取得がネイルサロンで働くための必須条件ですので、まずはこの資格取得が必要です。1級になるとトッププロが持つレベルで、まさに心技体が揃ったハイレベルな人が合格する事が出来るものです。
その他のネイリスト講座は、「ネイリスト技能検定試験2・3級」、「ＪＮＡジェルネイル技能検定試験初級」等もあり、プロのネイリストを目指すなら、やはり持っておきたいものです。初級は基礎レベルとなっていて、技術・知識の基礎的な知識が問われる入門編です。上級になるとプロとして申し分ないレベルの知識が要求されてきます。
ネイリストになるための費用・時間・勉強法について
学校に通い資格検定を受験する場合、費用については諸条件で異なります。
今からネイルストを志す方で想定した場合、まずはネイリスト技能検定3級からの取得を目指すのが一般的です。これを通過したらさらに上を目指せます。ネイリストとして就職するには、ネイリスト技能検定2級が必須というところが多いようです。
ネイルスクールに通う場合の費用の目安は、プロ仕様のネイル用語がセットの場合は10万円〜15万円、通常コースですと5万円前後になります。ネイルスクールに通う場合ネイルスクールにもよりますが、希望の就職先のサポートも充実しています。
ネイリストの学校であれば検定試験への対策が充実しているのは当然ですが、それらの中でも間違いなく団体が指定校として承認している学校については、検定試験対策が特化した講座が充実しているのがメリットと言えます。
通信講座や独学の場合でも取得は可能ですが、１人１人に合わせて実力アップに開きがでるため、資格取得に至るまでに時間がかかり、通信教育コースで1年以上、独学の場合にはそれ以上もしくは資格取得自体ができない人も多いです。
ネイリストの求人や給料や年収などの収入は？
ネイリストの中には、フリーランスで独立開業して自分自身でネイルサロンをオープンしたり、フリーランスという立場で力を発揮する人もいます。また近頃ではネイルサロンがエステサロンに併設していることも多々ありますので、ネイリストとしてだけではなく、美容業界にも想像以上に力を発揮できる求人が多々あります。
また、ネイルケアを専門にしているネイルサロンと言ってもさまざまな店舗があります。店舗によって顧客層が異なり、若者向けのリーズナブルな料金のサロンであったり、その逆に高所得者向けの高級サロンなど色々なサロンで数多くのネイリストたちが活躍してます。
ネイルサロン勤務においても、人気のあるお店で働くことが可能になれば、業界の中でのキャリアアップも視野に入れることができます。そのためには必要最小限の資格は取得しておくように心掛けましょう。下積みによってお客様が増えていくということを忘れずに、日々の積み重ねが大切です。
ネイリスト（ネイルアーティスト）はこんな人におすすめ
ネイリストの仕事をする上で、当然一番大事なのは「ネイリストの仕事が何よりも好きなこと」です。生半可な気持ちでは、この業界で上に行くことができないばかりか、人気商売ですからお客さんが付かなくなってすぐに廃業なんてことも考えられる厳しい世界です。
華やかな世界の裏側は厳しいものです。どんなお仕事とでも言えることですが、ネイルが好きなら仕事も一生懸命になり、お客様もそんなあなたについてきてくれるでしょう。
日本人にはコツコツと作業をするのが得意という人が少なくないので、地道な作業が求められるネイリストは日本人向きの職業ともいえます。
また、それに加え流行に対して敏感であることが求められます。流行遅れではお客さんはつきませんので、流向に敏感で、おシャレ好きな人、常にファッションやおしゃれの勉強を怠らない人には最適と言えるでしょう。
一見華やかに見える職業のネイル業界ですが、人を綺麗にし喜ばせることが必要なサービス業であることに違いはありません。そのため、その裏側では神経を遣うことも多いということは理解しておきましょう。ネイルのスキルはもちろんのこと、細かな作業が得意で人を綺麗にすることに喜びを感じられる人にはおすすめな仕事と言えます。