マンション管理士と管理業務主任者どっちがいい?難易度、求人

マンション管理士と管理業務主任者どっちがいい?難易度や求人、違い

 

 

 

マンション管理士と管理業務主任者は、試験が行われる時期も近く、試験範囲も共通している部分が多いため同じ資格と勘違いされることも多いようです。

 

実際には、マンション管理士と管理業務主任者は別の資格で、資格取得後に行うことのできる業務範囲も異なります。

 

いずれもマンションの管理組合をお客さんとして活動することには変わりはありませんが、マンション管理士がマンション管理組合との顧問契約によってコンサルティング報酬を得るのに対して、管理業務主任者はマンション管理組合から管理事務を委託されて業務を代行することが多いです。

 

少しわかりにくいですが、マンション管理士はマンション管理組合に対して運営や問題解決のアドバイス等コンサルタントの仕事をしており、独立して仕事をしていることが多いです。

 

一方で、管理業務主任者は、マンション管理会社(お客さんであるマンション管理組合とは異なります)に所属して(つまりマンション管理会社の従業員として)仕事をすることが多いのが管理業務主任者と考えるのが一般的です。

 

マンション管理士と管理業務主任者は試験内容に共通項が多く、試験が行われる日程も1週間しか違いませんので、この2つを同時に受験する人がほとんどです。

 

 

 

 

マンション管理士・管理業務主任者の難易度や合格率、独学は可能?

 

マンション管理士の合格率は7%〜9%程度となっており、難関資格の部類に入ります。

 

独学での合格も決して不可能ではないとは思いますが、仕事をしながら取得目指すというような場合には資格スクールに通うのが近道でしょう。

 

大手の資格スクールの場合、マンション管理士の講座は40回程度になります。1回の講義が2.5時間として講義時間は100時間。

 

予習と復習で講義時間の2倍の独学時間が必要だとすると合計300時間は最低でも勉強時間として必要です。

 

一方で管理業務主任者の合格率は20%程度と、マンション管理士に比べるとやや高くなっています。

 

とはいえ全体の80%の人は不合格になっているわけですから難関資格に分類されると考えるべきですね。

 

独学での試験勉強よりも資格スクールを上手に活用することを考える方が合格までは近道となるでしょう。

 

⇒「マンション管理士・管理業務主任者」の講座を見てみる!

 

 

マンション管理士・管理業務主任者の年収

 

サラリーマンとして活動しているマンション管理士の平均年収は、400万円程度というのが実情だと思います。

 

ただし、マンション管理士は独立して仕事をする人も少なくありません。その場合にはマンション管理組合に対して修繕の計画作成のアドバイスをするなど顧問先から信頼を得られるかどうかによって収入の金額が大きく変わってくるというのが実情です。

 

宅地建物取引士や二級ボイラー技師といった隣接する資格を取得することによって上手に年収アップにつなげている人も少なくありません。

 

一方で、管理業務主任者はマンション管理業務を行う企業に所属するサラリーマンであることが多いです。平均年収は400万円程度というのが実際のところでしょう。

 

これらの資格取得の勉強をするのであれば、複数の資格や実務経験を活かしてより有利な転職を目指すか、将来的には独立開業を目指すのが良いでしょう。

 

 

マンション管理士・管理業務主任者の資格は、こんな人におすすめ

 

マンション管理士、管理業務主任者はマンション管理事業に関連する業界を目指す人にとって有利なキャリアパスとなる資格です。

 

都市部(特に東京都)への人口集中が進む中、マンションの購入者は今後も増加傾向にあると思われます。

 

マンションへの入居者が増える分、マンション管理組合の数もそれに比例して増えていくことになりますので、マンション管理士や管理業務主任者へのニーズも高まっていくことが予想されます。

 

転職などのキャリアアップに即して言えば、マンション管理士や管理業務主任者の資格を持っている人はマンション管理事業を営んでいる企業への転職活動を有利に進めることができるでしょう。

 

特にマンション管理士については独立開業への道もひらけています。マンション管理業界での収入アップとキャリアアップを目指すのであれば、この2つの資格の合格を目指すことは有利な選択肢となることは間違いありません。

 

⇒「マンション管理士・管理業務主任者」資格の準備を始める!