愛玩動物飼養管理士の資格の通信教育や難易度、求人について
業務内容
愛玩動物飼養管理士の資格は、ペットの適正な飼育と管理に関する専門的な知識を身に付け業務を行います。
この資格は「知識」面の充実を目指しているので、ペット用品メーカー関係者、ドッグフードメーカー関係者、ペット保険関係者の資格取得も多く見られます。ペットを飼育する上での必要な基礎知識を身に付けることで、その後幅広い分野で活躍が可能な資格です。
また、ペット関連の仕事を開業する場合、法人でも個人でも自治体所定の資格を満たすことが条件となり、この資格もその要件に含まれています。そのため、資格取得後にトリマー、ブリーダー、トレーナーと開業する方も多く見られます。
主な求人先
この資格を取得した後は、様々な分野への就職が可能です。ペットショップやペットホテルなどの施設はもちろんのこと、メーカーや保険会社へ就職をするケースも多々あります。
愛玩動物飼養管理士の難易度や合格率、通信教育について
資格取得は、2級は18歳以上の方、1級は2級取得者の方という要件が定められています。
また、受験にあたって2級は受講受験料 30,000円と認定登録料 5,000円、1級は受講受験料32,000円と認定登録料 20,000円が必要費用となります。受験にあたって、協会所定の通信講座を受講し、添削課題の提出、講習会への参加が必須です。
このカリキュラムを修了したうえで、筆記試験を受験し、合格の認定となります。認定資格は年に2度11月と2月です。
通信講座の終了状況に応じて、自身で筆記試験の申込を行う必要があります。試験の合格率は、約80％と比較的高水準です。つまり、所定のカリキュラムをきちんと学習しておけば、十分合格が目指せるということです。
この資格は、あくまでも民間資格です。ペット業界での就職、転職を目指す際に活用出来る資格と認識をしておくとよいでしょう。
愛玩動物飼養管理士の資格を取得することでの求人や年収
この資格を取得することで直接的な仕事や収入には結び付きませんが、ペット業界での就職、勤務先からの資格取得手当、自治体の開業許認可の取得という形で様々な発展が見込めます。
ドッグフードメーカー、ペット用品メーカー、ペット保険販売会社などは、ペットに関する基礎知識の習得のために、この資格の取得を社員に推奨している企業もあります。
また独立開業にあたり、実務経験はあるもののトリマーやトレーナーの資格を保有していないというケースもペット業界では多々あります。そのような場合にも、この資格が自治体の認定要件とされているので、手続きをスムーズに進める事ができます。
ペットの資格は多数あり、それぞれの資格講座ごとに学習内容が大きく異なるので、ペット業界として認知度があり、カリキュラムが一定の評価を得ている資格制度は多いに取得の意義があるといえます。
愛玩動物飼養管理士は、こんな人におすすめ
愛玩動物飼養管理士は、ペットの適正な飼育に関する基礎知識を身に付けるための資格であり、基礎知識を身に付けているという証でもあります。この資格を取得し、その後ペット業界での活躍を目指すスタートラインです。
愛玩動物飼養管理士の資格取得が向いている人は、単にペットが好き、ペットを飼ったことがあるというだけでなく、ペットに携わる仕事がしたい、ペット業界で活躍をしたい、ペットに関する様々な活動をしたいと考えている方です。
ペットの仕事は生活に密着しています。今やペットも家族の一員として考えられています。そのため、今後も様々なスタイルのサービスが誕生すると予測されています。自身で新たなスタイルを確立するもよし、既存の分野で、全力で仕事をするもよし、様々な方向性が見いだせるでしょう。
愛玩動物飼養管理士の資格取得にはきちんとした学習と課題の修了が必須要件となります。最後まであきらめずに取り組む根気があることも大切です。
