タイプ別!役立つ資格一覧−おすすめの資格の選び方

実務者研修 (旧ホームヘルパー1級)の資格取得にかかる費用や仕事内容、年収は?

実務者研修 (旧ホームヘルパー1級)について、
仕事内容や年収、就職先、資格取得の勉強法や費用をまとめました。

 

 

実務者研修でどんな仕事ができるの?

 

実務者研修の業務内容は、介護職員初任者研修と非常に近いです。
高齢者の身体面からの生活のサポート、
つまり、食事の準備や掃除、入浴・排泄・移動の補助・着替え、などがメインとなります。

 

介護職員初任者研修との違いとしては、
痰(たん)の吸引や経管栄養などの、医療面からの介護・ケアを行う点です。

 

就業場所についても、ホームヘルパー(訪問介護)とデイサービスなどの在宅介護、
そして介護施設に常駐する形での勤務形態があります。
ホームヘルパー・デイサービス職員として、先に挙げたような生活面のサポートを行います。

 

介護施設を職場とする場合も、介護職員初任者研修とほぼ同じです。
特別養護老人ホーム・老人保健施設・グループホームなどに勤務する点、
職員に夜勤が求められる点も同様です。

 

さらに介護職員初任者研修の違いとして挙げるとすると、
実務者研修を修了すると、責任の大きな業務を任せてもらえるということです。

 

特に、訪問介護事業所(デイサービスなど)で働く場合は、
「サービス提供責任者」としてのキャリアにもつながります。

 

さらに、ケアマネージャーや外部の関連機関との連絡調整など、
事務的な仕事も行う立場となります。

 

 

実務者研修の資格取得費用や時間、勉強方法

 

実務者研修は、以前はホームへルパー1級という資格だったのですが、
2013年の制度改定により、「実務者研修」と名称が改められました。

 

業務の内容は、介護職員初任者研修と似ていますが、
研修として学ぶ内容は高度になります。
また、研修の受講時間は、現状持っている資格の有無によって変わります。

 

 

◆無資格・未経験者…計450時間
◆旧ホームヘルパー1級の所持者…計95時間
◆旧ホームヘルパー2級の所持者…計320時間
(※介護職員初任者研修の所持者と同様)
◆旧ホームヘルパー3級の所持者…計420時間

 

 

このように、スキルの高い資格を持っているほど、
研修時間も短くされていることがお分かりかと思います。

 

費用はスクールによって差がありますが、2万円〜15万円が相場です。
当然、スキルの高い資格を持っているほど、受講時間が短いので、
費用も安く収まることになります。

 

 

実務者研修の資格を取得するメリットや年収は?

 

介護業界でキャリアアップしていきたいと考えている方にとって、
実務者研修はなくてはならない資格です。

 

というのも、「介護福祉士」になるための必須条件として、
実務者研修の資格取得が義務付けられているからです。

 

介護福祉士になる手段としての、実務経験ルートでは、
「介護の実務経験3年以上かつ実務者研修を修了」との条件が設けられています。

 

介護施設で働きながら、実務者研修を修めることで、
ようやく国家資格である介護福祉士の受験資格が得られることになるのです。

 

 

実務者研修の平均年収は、250万円〜420万円程度です。
痰吸引をはじめとした医療的なケアや、サービス提供責任者など、
業務の幅が広がることから、介護職員初任者研修よりも高い年収が期待できます。

 

もちろん、これまで以上に、介護の知識・技術が身に付くことも、
大きなリターンとして考えられます。

 

 

実務者研修資格は、こんな人におすすめ

 

介護制度の改定により名称が変更された、比較的新しい資格である実務者研修ですが、
どのような人におすすめの資格なのでしょうか。

 

  • 介護業界で働きたい
  • 介護職員初任者研修からさらなるスキルアップがしたい
  • サービス提供責任者の仕事がしたい
  • 介護福祉士を目指している
  • ホームヘルパーの資格を持っているので挑戦したい

 

 

特徴は、無資格・未経験者でも取得することができる点でしょう。
このように、誰でも取得が望めるにもかかわらず、
仕事のキャリアとしても有利に働く資格です。

 

もちろん日常生活における家族の介護にも活かすことができるので、
公私両面から見ても、特におすすめの資格と言えます。

 

⇒最短・最安値の「介護職員実務者研修」講座を探すならコチラ