生前整理アドバイザーの資格や講座などをまとめました

生前整理アドバイザーって?資格や講座などについてのまとめ

自分のことはもちろん、親しい人の死について考えることはとても苦しいことですし、また、考えなければならないことも多岐にわたっているため、ついつい「まだ早い」思ってしまいがちです。

 

自分の思い出の物や記憶を整理する作業を通してそのときの気持ちを体験する資格講座は、ハードルを越えるためにはとても有効です。

 

高齢化が進み同じ悩みを持つ人はこれからますます増えることが考えられますから、意義の大きな資格です。

 

 

 

 

主催団体 一般社団法人 生前整理普及協会
受験資格 制限はない。認定試験で学んだ後、試験を受ける。講座は2級から順番に受験する。
取得期間の目安 1日

 

特徴・ポイント

  • 人生のエンディングを幸せに迎えるお手伝い
  • 教えてあげると喜んでもらえる仕事
  • 物・心・情報を整理するノウハウがわかるようになる

 

 

 

生前整理アドバイザーってどんな資格?

生前整理とは、部屋の片づけをしながら、自分の人生を振り返り、物・心・情報を整理することです。生前整理アドバイザーは、その考え方や実践歩法を学びます。資格には2級、準1級、1級、認定指導員と生前整理作業技能士があり、生前整理普及協会が認定します。

 

資格取得のための勉強の方法は?

生前整理普及協会認定の講座で学びます。秋田、東京、名古屋、大阪、愛媛、宮崎など全国で実施しているほか、 希望者にはSkype講座もあります。基本的な考え方と実践方法を学ぶ2級からスタートし、目的に応じてステップアップしていきます。

 

生前整理アドバイザー稼ぎやすさは?

認定指導員は、2級講座の講師として活躍できるほか、物や写真を整理するスキルを持つ作業技能士は、お客様の大切な写真など思い出も物を片付ける業務を行うことができます。生命保険を扱う人やファイナンシャルプランナー、葬儀会社の人が修得すれば仕事の幅が広がります。

 

 

生前整理アドバイザーで働いている人の口コミ

 

生前整理について学び、自らも経験して人生が変わりました

 


もともとは、整理収納や清掃業の仕事をしていましたが、片づけの依頼で行ってみると実は遺品整理だったという経験を何度もしました。死やその準備に就いて学ぶのはまだ早いと思っていました、ご両親の遺品を片づけられずに苦しんでいる依頼主の様子を見て、生前整理アドバイザーの資格を取得しようと思うようになりました。

 

生前整理と遺品整理は混同しがちですが、全く違います。生きているうちに物・心・情報を整理するのが生前整理です。
遺品整理の仕事を経験してわかったのは、自分の大切な思い出ほど、遺品整理にしてはダメだということです。生きている間に物を少しでも減らして、自分の思いをメッセージにして残しておくことで遺族は苦しまなくてすむのだと思います。

 

資格取得には、2級の講座から受講し、生前整理の考え方や実践方法を学びました。1級講座では遺言書の書き方や相続に関する法律についての知識を学びます。終了後は周囲の人に対して、生前整理について具体的なアドバイスができるようになります。

 

認定指導員講座では、発声練習や目線の配り方などを実践的に学び、取得後は自分で2級講座を開き講義することが可能です。生前整理とはどんなものか、まず最初に自分で体験してみることが大事だと思います。体験すれば相手の気持ちが理解できるようになり、その人の気持ちに寄り添いながら整理を促すことができるようになります。

 

 

生前整理アドバイザーについて学べるところ

生前整理アドバイザー総合講座

【期間】随時開催 7回(テキストのみ後日×2) 45時間
【日時】月〜日10:00-16:00(1時間休憩)
【費用】入学金:なし、受講料・授業料:24万8508円(修了書を発行)
※受講料には手引書/テキスト代/テスト代/資格認定料等、全てが含まれています。

 

コース内容

終了後は、認定指導員として2級認定講座、準1級認定講座の講師として活動可能。総合講座は「2級認定」「準1級認定」「1級認定」「2級認定指導員」「準1級認定指導員」がセットになった内容。2級、準1級は全国で受講でき、skypeでの寿行も可能。他は主要都市での受講となる。

 

資格取得の流れ

  • 2級認定講座

エンディングノート作成や模擬葬儀プロデュース、やり残しリスト作成など、自分自身の生前整理が学べる初心者講座。準1級認定、作業技能士へ進級可能。
   ↓

  • 準1級認定講座/作業技能士

身近な人への生前整理の大切さを伝える、2級取得者向けの講座。エンディングノート作成、気がかりリスト作成などを学習。作業技能士にも進級可能。
   ↓

  • 1級認定講座

法律家の先生による遺言書の作成や自分の写真を使ったスクラップブッキング作成など、より実践的な内容を学ぶことができる。準1級取得者向け進級講座。
   ↓

  • 2級指導員講座→準1級指導員

学んできた内容を活かし指導員として活躍を目指す講座。各対象講座の指導員の他にも、セルフ向け講座も開講できる。2級指導員取得後に準1級へ進級可能。

 

 

ポイント
究極の片づけ!片付かない家もスッキリ

物を整理するだけではなく、最終的には情報の整理までができる講座。一度、死をイメージして身の回りの整理をすることで今までできなかった片付けも上達でき、自らの整理だけではなく、仕事としてもお役にたてるのが特徴となっている。開講実績はなんと50都市以上。最短7日で修得できるのも魅力の一つ。受講生の7人に1人は認定講師として活躍しており、これからの時代のニーズに合った注目講座です。

 

選べる2つの働き方で主婦を応援

協会では講師として活躍する指導員の他にも行政機関や福祉施設などの依頼を受け、生前整理のお手伝いをする「作業技能士」の育成も行っています。協会で活動する受講生の多くは、認定指導員と作業技能士の資格を持っており、状況に合わせて活動しています。また、受講生の中には異業種の人も多く、福祉・医療業界のスキルアップとしても人気です。