ITパスポートってどんな資格?
ITパスポートは、経済産業省が認定する国家資格のひとつです。
主な就業先としては、IT関連の企業があげられます。ITパスポートは、ストラジ系・マネジメント系・テクノロジ系といった分野から出題されるので、ITパスポートを取得しているとパソコンに対して基本的なことが身についていると、判断することができるからです。
特に、パソコンのシステムやサーバー関連に携わる業務をするうえでは、基本的な知識を学ぶことができるため、開発業務に携わる際のベースとして役立てることができます。
また、システム開発やソフトウェア開発管理の技術も学ぶことができるので、開発技術に関する業務にも携わることができます。
このように直接的に、開発などに携わるだけではなく、経営や技術の戦略に関するマネジメントも学ぶことができるので、マネジメント業務にも携わりやすくなります。
ITパスポートは、IT関連の業務の仕事の基本的なことを身に着けられ、業務に役立てることができる資格です。
ITパスポートの合格率や難易度は?独学で野勉強時間など
ITパスポートの取得には、試験に合格する必要があります。
試験内容は、多肢選択式のマークシートとなっており、ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系の3つの分野での出題となっています。
総合だけではなく、それぞれの分野でも一定の評価を満たしていなければ合格とならないので、気をつけなければいけません。
受験費用は5,700円となっています。
合格率は40%前後であり、この合格率からも難易度の高い試験であることがわかります。そのため、資格取得のためには、きちんと勉強をする必要があります。
勉強方法としては、通信講座などを活用するとより効率よく勉強することでより合格を目指しやすいです。
勉強時間に関しては、やはり元々IT系の仕事に携わっている人や、IT系に対して全く初心者という人では当然かなり違いが出てきます。
IT系の仕事に携わっている人の中には、2か月もあれば十分勉強ができるという人がいる反面、IT系に対して全く初心者だという人は3か月以上の時間を見ておく方がいいでしょう。
ITパスポートは特に受験資格は問われていない資格なので、しっかりと勉強をすることで誰でも資格取得を目指すことができるのです。
ITパスポートは稼げる資格?就職や年収について
ITパスポートという資格を取得したからといって、それだけですぐに収入アップにつながるとは言えません。
ITパスポートは、IT業界やIT関連で働く上で、ITに関しての知識が最低限身についていると判断される基礎的な資格のため、ITパスポートがあるだけでは、すぐに年収アップ、キャリアアップを期待することは正直難しいといえます。
ITパスポートの資格で得た知識を活かし、より自分の携わっている業務に役立てることで、初めてキャリアアップを目指すことができるのです。
また、IT関連以外の企業ではITパスポートの資格を推奨しているところも多いため、就職や転職をする際には、有利になる可能性もあります。
平均年収は400万円前後といわれており、就業先や経験、能力によって違いが出てきます。
ITパスポートの資格は、こんな人におすすめ
ITパスポートという資格は、システム開発や、ソフトウェア開発、プログラミングなど、とにかくIT関連の企業で、IT技術者として働きたいと考えている人におすすめできる資格です。
転職や就職を考えている人で、IT業界の経験がない人に対しても、ITパスポートを取得することで基本的な知識を得ることができるので、業務にとりかかりやすくなります。
また、IT業界のみならず、ITパスポートの取得をすすめでいる企業も多いので、そのような企業で働いている人は取得することでより自分のアピールにもつなげることができるでしょう。
ビジネスに直結する場合に限らず、ITの苦手を克服したいと考えている人や、よりITについて学びたいと考えている人は、自分自身の成長にもつなげられることができるので、視野を広げるきっかけにもつながります。
ITパスポートは受験資格はないので、興味があるのなら取得を目指してみてはいかがでしょうか。